ご挨拶
 

 十年一昔と申しますが、この十年の間に日本人のエコ意識は大いに高まり、今や、エコは時代の主役とも言える立場になってまいりました。
モノ作りにおいては、グリーン調達やライフサイクルアセスメント(LCA)を踏まえて作られるようになってきましたし、ユーザーにおいては、使い捨ての考え方が薄らぎ、品質や価格だけでなく省エネタイプであることが購入条件の一つとなり、廃棄物の処理においては、環境保全型の処理を望むあまり、焼却や埋立処理が疎まれ、リサイクル処理が脚光を浴びるようになってまいりました。

しかし、少し行き過ぎかなと思われる点もあります。それは、なんでもかんでもリサイクルするのが良いという考え方です。もちろん限られた資源を有効に使うため、リサイクルを行うということに異議を唱えるつもりは毛頭ございません。
常々、疑問に感じているのは、多くのエネルギーを掛けてリサイクルした製品でも数回使用しただけで廃棄され、二度目のリサイクルとなると技術的には困難で、やはり廃棄してしまっているものが多くあるという現状に対してであります。

このような背景から、いつしか、物質を構成する元素レベルに立ち帰り、何度でも繰り返しできるリサイクルを目指すべきではないかと思うようになりました。

2009年6月、念願の液状廃棄物専門の処理及びリサイクルができる「岸之浦工場(リサイクルセンター)」が完成、許可取得と同時にオープンいたしました。この工場では、廃液の処理はもちろんですが、廃液中に含まれる有用な物質を抽出し、資源市場に供給していくことを主目的としています。

私どもKOTOKU GROUPでは、これまで汚泥は、(株)興徳クリーナー本社工場で処理し、収集運搬は(株)ケーシーエスが行ってまいりました。そして今回、岸之浦工場ができたことで、拠点が3カ所となり、互いに連携し合うことでGROUP内において理想とするリサイクル事業の一旦を開始することができるようになったのです。

現状、私どもが、取り組み、解決しなければならない問題は山のようにあります。しかし、研究開発に情熱を注ぎ、更なる努力を続けて行くことで、少しでも理想に近づけて行けるよう頑張ってまいる所存であります。どうか、皆様の暖かいご支援ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。