連続流れ分析装置

「連続流れ分析装置」は、JIS規格に基づく工場排水分析方法における分析装置の一つです。従来手法はバッチ測定が主流で、試料ごとに個別処理が必要となります。一方で、連続流れ分析装置は連続的な試料供給とリアルタイムのデータ取得が可能で、効率的かつ精度の高い分析により業務効率やデータの信頼性を向上させることができます。

当社の岸之浦工場では、フッ素系廃液の処理・リサイクルに重きを置いています。そのため、一般的に工程管理業務では行わない各処理工程におけるフッ素濃度も分析しています。
当社では近年、フッ素の連続流れ分析装置を導入し、従来法では困難だった処理工程のリアルタイム監視を実現し、工程管理のみならずフッ素資源リサイクルの研究においても活用して業務効率向上に役立てています。
保有機器:ビーエルテック株式会社製 SYNCA F等